腰痛や肩こりと姿勢は無関係~骨盤矯正も猫背矯正も無意味【大阪の心斎橋や本町で自律神経失調症やパニック障害の鍼灸と整体】

骨盤と骨盤矯正について

答えは「姿勢を矯正する必要はない」です。

 

姿勢が悪くても腰痛にはならないというのが科学の結論です。

 

大規模な調査で腰痛と姿勢の関連性は全否定されています。

 

 

姿勢と腰痛は関係なかった

 

 

整骨院やカイロプラクティックでは

 

腰痛は姿勢がすべての原因と言っているところが多いですが、

 

これは何の根拠もない理論だったのです。

 

また一部の整骨院やカイロプラクティックなどはビジネス色が強い所が多いため、

 

誰にでも説明しやすい明確な原因(姿勢の)と解決法(姿勢矯正)を並べた方が

 

お客さん(患者様)に商品(施術というサービス)を売りやすいと考えている側面があります。

姿勢は一般の方にイメージしやすいということで

 

「姿勢が原因でそれを直せば解決。シンプルでしょ?」というように

 

事実でなくても、もっともらしく納得させやすそうな理屈は

 

積極的に取り入れてきた歴史がありました。

 

またマスコミも売れる商品やサービスにはすぐに飛びつくところがあるためTV などで世間に浸透していきました。

 

しかし今まで腰痛と姿勢の無関係を調べた研究はたくさんあり

 

その多くは、腰痛のある人とない人を集め、骨盤や背骨などのX線写真をとり、

 

実際の痛みと比べることも含めた

 

科学的研究の基本的な分析方法手法を取っています。

 

その中で猫背や反り腰、背骨のねじれ、骨盤のゆがみ、両足の長さや筋肉のバランスに至るまで

 

現在世間で流行している「姿勢が腰痛の原因」と言っている方たちが

 

主張するすべてのことが否定されています。

これは、1980年代から近年にいたるまで一貫していて、もはや

 

「姿勢が悪いから腰痛が起きる」という話を信じる方が難しい

 

のが現実です。

 

次に姿勢と腰痛とに関連性はなかったことを証明する研究データを出していきますね。

 

 

姿勢と腰痛とに関連性はなかったことを証明する研究データ

 

 

 

南デンマーク大学が行った研究:1980〜2000年代の間に行われた「腰痛と姿勢」に関する膨大なデータをまとめたメタ分析

 

 

現在最も科学的に信頼レベルが高いといわれているものです。

 

この分析で大きく3つのことが分りました。

 

姿勢が悪いと若者と姿勢がよい若者を比べた調査では、

 

大人になってからの腰痛の発症率に差がありませんでした。

 

歪んだ姿勢で働かなければならない仕事を調べた調査でも、

 

姿勢と腰痛に明確な関連性は出ませんでした。

 

1000人近くを対象にした調査では、

 

骨盤の歪みや骨盤の傾き位、両足の長さのバランスは腰痛と関係はありませんでした。

 

研究データのリンクはこちら

 

 

不均等な脚の長さは背中の痛みを引き起こすか?の症例対照研究 (Grundy PF、Roberts CJ     1984年)

 

カイロプラクティックや整骨院でよく問題とされている

 

両足の長さのバランス仙腸関節とゆう場所の骨盤の歪み腰痛との関係を調べたが、

 

左右の足の長さと腰痛の関連はありませんでした。

 

研究データのリンクはこちら

 

 

男性の体型、姿勢、筋肉、および運動特性の関係について18-55歳。 (Pope MH、Bevins T、Wilder DG、Frymoyer JW   1985)

 

321人の男性を調べたところ、背骨のねじれや足の長さは

 

腰痛のレベルとは関係していませんでした。

 

研究データのリンクはこちら

 

 

頸椎弯曲と頸部痛との関連 (D. Grob、H。Frauenfelder、およびA. F. Mannion  2007年)

 

X線を用いて詳細に頚椎の角度を細かく計測し首の痛みのある人とない人を調べたところ

 

ストレートネックなどの首の歪みと首の痛みの間には、

 

明確な関連性はありませんでした。

 

頚部痛の人の首に構造上の異常があった場合

 

それは偶然であると見なされないといけないという結論になりました。

 

研究データのリンクはこちら

 

 

機械的要因と腰痛の発生率との関連(2002年)

 

機械的要因と腰痛の発生率との関連600人を対象にした調査では、

 

骨盤の歪みや骨盤のかたむきや両足の長さのバランス、腹まわりの筋肉のバランスは、

 

腰痛のレベルとは関係がありませんでした

 

研究データのリンクはこちら

 

 

十代の年齢における姿勢の非対称性とその後の頸部痛や腰痛との関係に関する疫学的研究。 (Dieck GS、Kelsey JL、Goel VK、Panjabi MM、Walter SD、Laprade MH。2002年)

 

姿勢が悪い若者と姿勢が良い若者をくらべた調査では、

 

大人になってからの頚部痛や腰痛の発症率には差はありませんでした。

 

研究データのリンクはこちら

 

 

手作業および物理療法における姿勢 – 構造 – 生体力学モデルの崩壊:腰痛 (Eyal Lederman  2010年)

 

 

悪い姿勢で働く仕事を調べた調査で、

 

姿勢と腰痛には明確な関連性はありませんでした。

 

研究データのリンクはこちら

 

 

最後に

 

ご覧のように猫背や反り腰、背骨のねじれ、骨盤のゆがみ、両足や筋肉のバランスなど、

 

姿勢の歪みと腰痛の関連は完全に否定されています。

 

これらは1980年代からすでに明らかにされていましたが、

 

腰痛や首の痛みや肩こりの原因は

 

骨盤の歪みや猫背など悪い姿勢のせいとしておいたほうが

 

ビジネス上都合のよい業界が存在するため、

 

宣伝活動を長らく行ってきたため現在に至っているということです。

 

しかし

 

お金儲けのために便利というだけで使われている架空の原因論

振り回され、

 

いつまでたっても痛みが良くならず苦しんでいる方たちがたくさんいます。

 

今まで信じていたものが間違っていたと受け入れることは

 

つらくなかなか受け入れがたいことなのは分かります。

 

しかし、今勇気を持って正しい事実に目を向けていただきたいのです。

 

なぜなら

 

そのような所で自分の大切なカラダを預けることは、

 

お金も

 

あなたの人生の大切な時間も、

 

適切な医療を受ける機会も

 

失うことになってしまうからです。

 

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コメント

  1. Piyo より:

    なるほどです。
    以前からどこにいっても骨盤矯正と言われ、でもなにも改善しないし結局マッサージされる。
    なにか変だなと思っていました。

  2. ヨウコ より:

    姿勢大事でしょ