jiritsusinkei/ 1月 15, 2020/ うつ/ 0 comments

※専門家向けの記事になりますの難しく感じる方は一般向けの→鬱病の記事をお読みください。

 

鬱症状などストレスや感情の抑圧によって気の流れが滞っておこるものを中医学では鬱証といいます。

 

不眠、抑うつ、情緒の不安、胸や脇が張る、イライラ、涙がでやすい、喉のつまり、などの様々な症状が出現します。

この状態がよくならず慢性化して続くと、気の問題から血の問題へと発展していき、さらに多くの症状に変化していってしまいます。

 

状態によって鬱証を気鬱、血鬱、痰鬱、湿鬱、食鬱に分類する場合もあります。

これらも気鬱がベースにあり、それが変化しておこると考えます。

 

自律神経失調症や、更年期障害、PMDDなどでも、鬱症状に対しては以下の考え方をもとに対応していきます。

 

中医学的なメカニズム分類

 

実証と虚証に分かれます。

 

実証の鬱

 

肝気鬱結、気鬱化火、気滞痰鬱に分類。

 

肝気鬱結による鬱

 

ストレスや感情の抑圧によって肝の働きがうまくできなくなり、肝気鬱滞となり気鬱の状態が続くと鬱証になります。

 

また気滞瘀血から鬱証になるものもあります。

 

気鬱化火による鬱

 

肝気鬱結の状態が慢性化して続くと熱をもち(化火)鬱証になるものです。

 

症状の特徴としては肝火によるものを伴います。

 

気滞痰鬱による鬱証

 

肝鬱により脾を痛める(肝鬱乗脾)、思い悩んだり考えすぎ、過労精神疲労により脾を損傷などによって

 

脾の運化機能が悪くなり痰湿を形成してしまい気滞痰鬱となり鬱証が起こります。

 

虚証の鬱

 

心神失養、心脾両虚、陰虚火旺に分類。

 

心神失養による鬱

 

悲しみ、憂い、心神不安などによって心気、営血を傷めてしまうと心神に栄養を送れなくなりの鬱証となります。

 

そのために心神不安になると鬱証になります。

 

心脾両虚による鬱

 

強いストレスや強い悩み事、長く続く鬱状態により脾を傷め気血の生成が悪くなり心神失養となり鬱証となります。

 

陰虚火旺による鬱

 

気鬱の状態が長く慢性化して続くと化火し、陰血を損傷することで病が肝や腎にまで深く侵攻し鬱証となります。

うつ、鬱病、鬱

鬱の証分類

 

実証と虚証があります。

 

実証の鬱

 

肝気鬱結、気鬱化火、気滞痰鬱に分類。

 

肝気鬱結による鬱証

 

主な症状は抑鬱状態、情緒不安定、猫め息などで

 

伴う症状は胸や脇が痛む、痛む場所や症状があちこち移り変わる、胃のつかえ感、食欲不振、ゲップ(曖気)、お腹が張る、嘔吐、便秘、閉経舌や脈は舌苔薄膩、脈弦となります。

 

【症状分析】

 

《抑鬱、情緒不安定》

 

ストレスや精神的な圧迫によって肝の働きが悪くなる事でおこります。

 

《胸や脇の痛み、腹が張る、閉経》

 

足厥陰肝経は脇腹を通り、胃を挟み、胸や脇通っているので、肝気が鬱滞して気の通りが悪くなり肝絡失和になり起こります。

 

《胃のつかえ、ゲップ、食欲不振、嘔吐》

 

肝気犯胃となり、胃の下へ送る働きが悪くなるとおこります。

 

《腹が張る、便秘》

 

肝気乗脾になるとおこります。

 

《舌苔薄膩、脈弦》

 

肝胃不和の象です。

 

気鬱化火による鬱証

 

主な症状はイライラなどで伴う症状は胸や脇の張り感、嘈雑(胸やけのような症状)、呑酸(酸っぱいものが上がってくる)、口が乾く、口が苦い、便秘、頭痛、目が赤くなる、耳鳴りなどです。

 

舌や脈は舌質紅、舌苔黄、脈弦数などです。

 

【症状分析】

 

《頭痛、目が赤い、耳鳴り》

 

気鬱化火は炎上性によって、火が足厥陰肝経の流れに沿って上に昇ってくることでおこります。

 

《口の乾き、口の苦み、便秘》

 

肝火犯胃で胃腸に熱が生じるとおこります。

 

《イライラ、舌質紅、舌苔黄、脈弦数》

 

肝火による象です。

 

気滞痰鬱による鬱証

 

主な症状は喉のつまり、異物感などです。伴う症状は胸悶、胸のつまり、息づまり、脇の痛み

 

舌や脈は舌苔白膩、脈弦滑となります。

 

【症状分析】

 

《喉のつまり、異物感》

 

これは梅核気というもので肝鬱乗脾により脾の運化作用が低下して痰湿を形成し痰湿が気滞と一緒に胸の上の方に痰気鬱結するとおこります。

 

《息づまり》

 

気がスムーズに動かないとおこります。

 

《脇の痛み》

 

脇は足厭陰肝経が流れているので、滞ると起こります。

 

《舌苔白膩、脈弦滑》

 

肝鬱に痰湿が関わっている象です。

 

虚証の鬱

 

心神失養、心脾両虚、陰虚火旺に分類。

 

心神失養による鬱証

 

主な症状は精神不振、精神恍惚、感情が変化しやすい、悲しんだり泣いたりで伴う症状は煩悶、あくび、不眠などです。

 

舌や脈は舌質淡、舌苔薄白、脈弦細となります。

 

【症状分析】

 

《精神不振、精神悦惚、感情が変化しやすい、悲しんだり泣いたり》

 

心気を消耗、営血が不足していると心神を栄養出来なくなり起こります。古典医学書の金匱要略に記載されている臓躁に相当。

 

《舌質淡、舌苔薄白、脈弦細》

 

気鬱血虚の象で心神を栄養できなくなるとおこります。

 

心脾両虚による鬱証

 

主ば症状は気に病んで心を悩ます、臆病などで伴う症状は心悸(動悸)、不眠、めまい、物忘れ、顔色の悪さ、食欲不振などです。

 

舌や脈は舌質淡、脈細弱となります。

 

【症状分析】

 

《心悸(動悸)、臆病、不眠、物忘れ》

 

考えすぎ思い悩む事で心や脾を痛め心神失養になりおこります。

 

《食欲不振》

 

脾の運化作用が低下するとおこります。

 

《顔色の悪さ、めまい、舌質淡、脈細弱》

 

気血両虚の象です。

 

陰虚火旺による鬱証

 

主な症状はめまい、心悸(動悸)、不眠、心煩、イライラなどで伴う症状は腰膝のだるさ、遺精、月経不順などです。

 

舌や脈は舌質紅、脈弦細数となります。

 

症状分析

 

《めまい、イライラ》

 

腎陰の不足。営血の不足のせいで虚熱が上に昇るとおこります。

 

《心悸(動悸)、不眠、煩躁》

 

陰血不足で心神失養や、陰虚で虚熱が生まれ心神に影響するとおこります。

 

《腰のだるさ》

 

腎陰の不足でおこります。

 

《遺精、月経不順》

 

陰虚火旺が精室に影響し、精関不固になると遺精がおこります。肝腎が失調し、衝任脈が失調すると月経不順がおこります。

 

《舌質紅、脈弦細数》

 

陰虚による虚熱の象です。

 

鬱の中医学的な治療

 

実証と虚証があります。

 

実証の鬱

 

肝気鬱結、気鬱化火、気滞痰鬱に分類。

 

肝気鬱結による鬱証

 

疏肝理気を図ります。

 

処方穴は期門(肝の募穴で疏肝理気の作用)、陽陵泉(疏肝解鬱、通絡止痛の作用)、

 

支溝(寛胸解鬱の作用)、足三里(疏肝理気、和胃調中の作用)、

 

足臨泣(八脈交会穴の1つ、疏肝止痛、調経の作用)、太衝(足厥陰肝経の原穴であり、疏肝理気の作用にすぐれている)などです。

 

食滞による腹の張りには中脘、天枢を加えます。

 

げっぷ(噯気)がには、中脘、内関を加えす。

 

胸や脇に固定の痛みがあったり閉経を伴っていたりしていて脈が弦濇の場合は、血海、帰来を加えます。

 

期門は0.5〜0.8寸斜刺または横刺、瀉法。置針はしません。陽陵泉は1〜1,5寸直刺し、瀉法。

 

支講は0.5〜1寸直刺し、瀉法。足三里は1.5〜2寸直刺し、瀉法。太衛は1〜1.5寸直刺し、瀉法、置針は10〜15分。

 

気鬱化火による鬱証

 

清肝瀉火、解鬱和胃を行います。

 

処方穴は肝兪(肝の背兪穴)、巨闕(胃火を清する作用と疏肝の作用)、足三里(疏肝理気、和胃調中の作用)、

 

期門(疏肝理気、和胃調中の作用)、太衝(足厥陰肝経の原穴であり、疏肝理気の作用にすぐれている)などです。

 

肝兪は斜刺で0.5〜0.8寸刺入、瀉法。巨闕は下に向けて0.5〜1寸斜刺、瀉法。期門は0.5〜0.8寸斜刺または横刺、瀉法。置針はしません。

 

足三里は1.5〜2寸直刺し、瀉法。太衛は1〜1.5寸直刺し、瀉法、置針は10〜15分。

 

気滞痰鬱による鬱証

 

化痰、利気、解鬱を行います。

 

処方穴は天突(理気降逆の作用)、肺兪(理気散結)、 膻中(気病を主治、ここでは和胃降逆をはかる)、

 

上脘、内関(手厥陰心包経の絡穴、また八脈交会穴、理気、和胃、散滞の作用)、豊隆(豊陸は治痰の要穴、去痰、和胃、降逆の作用)、

 

肝兪(肝の背兪穴)、太衝(足厥陰肝経の原穴であり、疏肝理気の作用にすぐれている)

 

天突は直刺で2〜3分置鍼、向きを変えて胸骨柄後縁から気管前縁にそって1-1.5寸横刺。肺兪は0.5〜0.8寸斜刺、瀉法。

 

膻中は0.3〜0.5寸横刺、上院は1〜1.5寸直刺、瀉法。内間は0.5〜1寸直刺し、豊隆は1〜1.5寸直刺、瀉法。肝兪は斜刺で0.5〜0.8寸刺入、瀉法。

 

太衛は1〜1.5寸直刺し、瀉法、置針は10〜15分。

 

虚証の鬱

 

心神失養、心脾両虚、陰虚火旺に分類。

 

心神失養による鬱証

 

養心安神を行います。

 

処方穴は通里(手少陰心経の絡穴で心火を清する作用、心絡を通じる作用、補心寧心の作用)、

 

心兪(補法を施すと、心気を補う作用と寧心の作用)、三陰交(補益心脾、養血安神の作用。心兪に三陰交を配穴して、心血を補い、心神の滋養)、

 

内関(定驚安神の作用)、神門(手少陰心経の原穴、寧心安神の作用)、足三里(中焦の気血を補う)などです。

 

通里は0.5〜0.8寸直刺、平補平瀉法。心兪は斜刺で0.5〜0.8寸刺入、補法。三陰交は1-1.5寸直刺、内関は0.5〜1寸直刺、平補半瀉法。

 

心脾両虚による鬱証

 

健養心、益気安神を行います。

 

処方穴は神門、三陰文、足三里、脾兪、心兪、章門、太白などです。

 

(神門、心兪の配穴および太白、脾兪の配穴は、兪原配穴法。これらにより健脾養心、益気安神。)

 

(脾兪、章門の配穴は、兪募配穴法、これにより健脾をはかるが、さらに三陰交、足三里を配穴することにより、その作用を増強している。)

 

神門、三陰交、足三里については上記と同じ。心兪。脾兪は0.5-0.8寸斜刺、補法。灸も良い。章門は0.8〜1寸直刺、補法。太白は0.5〜0.8寸直刺、補法。灸を施も良い。

 

陰虚火旺による鬱証

 

滋陰清熱。寧心安神を行います。

 

処方穴は三陰交(滋陰清熱)、神門(寧心安神)、心兪(寧心安神)、腎兪(滋陰清熱)、太谿(滋陰清熱)などです。

 

(心兪と神門の配穴および腎兪と太谿の配穴は兪原配穴法によるもの。)

 

三陰交、神門は平補平瀉法。腎兪は0.5〜1寸直刺、平補平瀉法。太谿は0.5-1寸直刺、補法。

 

その他の療法

 

《耳針》

 

配穴は心、皮質下、枕、脳点、肝、内分泌、神門、相応する病変部位。

 

症状にもとづき3〜4穴選び、両耳に刺針、強刺激。毎回20分間置鍼。隔日治療とし、5~10回を1クール。

 

中薬

 

《肝気鬱結による鬱証》

 

柴胡疏肝湯

 

《気鬱化火による鬱証》

 

丹栀逍遥散合左金丸

 

《気滞痰鬱による鬱証》

 

半夏厚朴湯

 

《心神失養による鬱証》

 

甘麦大棗湯

 

《心脾両虚による》

 

帰脾湯

 

《陰虚火旺による鬱証》

 

滋水清肝飲

 

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