人参湯(にんじんとう)は食欲や体力が無い方向けで、消化器のはたらきを良くして、気血を補う漢方です。血は気から生まれますので人参湯は気も血も両方増やします。
鍼灸とあわせることでよりその効果が高まります。
中国古医書の傷寒論には以下と記載されています。
「霍乱、頭痛、発熱、身疼痛し、寒多くして水を飲むを欲せず」
「大病差えて後、喜ば唾し、久しく了了たらざる者、胃上に寒有り。当に丸薬を以て之を温むべし、理中丸に宜し」
「胸痺、心中痞し、留気結ぼれて胸に在り、胸満し、脇下より心に逆槍す」
人参湯が処方される人
体力が無く虚弱な方、病後や術後などの体力低下が起きている状態、疲労感、倦怠感、食欲不振、寝汗、手足の冷え、貧血、胃の不調 。
東洋医学的に見ると発熱と悪寒があり、元気が無く、手足の冷え、下痢、口の渇きはなくロに唾液が溜りやすく小便自利、発熱があっても頭痛がないなどの時に使います。
また発熱が無く、心下部(みぞおち)が詰まった感じで食欲が無く、全身の冷えがあり下痢で元気がない時も使用します。
また胸が詰まった感じがありそれが胃から突き上がってくる感じがして痛んだり、肩に突き上がってきて痛んだりするときも使用します。
人参湯の作用メカニズム
頭痛、発熱して、ロが渇かず、。手足または全身が冷え、胸の中に何か詰まったような感じがして張って苦しく、
脇の下から胸にかけて何か衝き上がってくるような時に使用します。
人参湯は太陰経の発散の気が虚し(停滞)、胃腸も冷えた状態に適応です。
鍼灸では脾虚陽虚寒証として考えます。太陰の臓寒と言います。
冷い食べ物や飲み物の摂取が一番の原因と考えられています。また冷房などでその他もろもろの冷えです。
悪寒や発熱があり元気がなくてロも渇かず排尿回数が多く下痢で食欲がありません。
もしくは下痢は無く、発熱して元気と食欲がないだけの事もあります。
このようなときは体温計で高熱でも麻黄湯などは絶対に用いてはならないと言われています。
六君子湯や真武湯との鑑別が必要になりますが、小便不利(尿の量や回数が少ない)でめまいがあれば真武湯になります。
食欲がなく吐き気があれば六君子湯になります。
適応となる身体の状態
人参湯が適応となる方の身体の状態です。
見た目の状態
唇が白くなっています。赤いときは別の証です。
お腹の状態
全体的にお腹は軟らかくぺこぺこしています。中院から巨闘にかけて詰まった感じがしています。
人参湯や真武湯の腹証は心下痞硬(みぞおちを触診したとき抵抗・圧痛のある状態)が通常ありますが、
重症になると全体に軟らかく力が無く、よくなってくると心下痞硬が出てきます。
人参湯の配合生薬
人参(ニンジン)、甘草(カンゾウ)、蒼朮(ソウジュツ))、乾姜(カンキョウ)
人参湯と補中益気湯との違い
人参湯は、人参が主薬で、血のはたらきによって栄養状態の改善を目的とするものです。
補中益気湯は、体力低下、疲労倦怠感が強い場合に使用されることが多いです。
人参湯が気血を補い、補中益気湯」は気を補います。
漢方と鍼灸は相性がいい
内から漢方、外から鍼灸という言葉があるように、漢方と鍼灸はとても相性がいいです。
漢方を飲んでおられる方が鍼灸をしていくことで、改善が早まった事も多いです。
また鍼灸によって漢方の副作用が軽減したと仰方もいらっしゃいました。
(漢方は直接身体に入れるので体が弱っていると副作用が出ることがあります)
鍼も漢方も東洋医学の診断を基礎として体質に合わせて対処します。根本が同じなので相性がいいです。
鍼灸による人参湯に合わせた対応
脾虚陽虚寒証として考えます。
大陵、太白、衝陽、足臨泣、陽池などを補法。虚弱なのでかなり優しく丁寧に施術する必要があります。
脾兪、胃兪、三焦兪。下痢が激しいときは章門に多壮灸。
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