jiritsusinkei/ 1月 30, 2019/ 逆流性食道炎/ 0 comments

【まとめ】逆流性食道炎も胃食道逆流症もストレスの影響が大きい。
消化器が第三の自律神経である事がとても重要です。


 

以前は男性では中年以降、女性は高齢者に多くみられますが最近ではストレス増加により若い人にも多くみられています。

 

大量に食べたり脂の多い食べ物や甘いものを食べた後は胃酸の分泌が多くなります。そのため食道への逆流が起こりやすくなります。

 

アルコールやタバコなども体にとってはストレスですので自律神経の乱れが起こり、食道や胃の下へ下へと送る働きを弱めます。

 

もちろん精神的なストレスや睡眠不足などは自律神経を乱しますので逆流性食道炎のリスクを高める要因にもなります。

また最近ではピロリ菌の関与も指摘されています。

 

 

逆流性食道炎のメカニズム

 

 

通常だと胃液が逆流しないように「下部食道括約筋」というバルブの働きで、

食道と胃の間が閉じられています。

この筋肉がゆるみ、胃液が逆流してしまうのです。

 

また自律神経の乱れにより下へ送る蠕動運動の働きが弱くなる事で上に上がりやすくなります。

 

逆流性食道炎の原因

 

 

下部食道括約筋がゆるむ原因は以下です。

 

 

食道裂孔ヘルニア

 

 

通常は腹部にあるはずの胃の上部が横隔膜を越えてしまい胸の中へ飛び出している状態です。

 

腹圧が高すぎて起こる状態です。

 

横隔膜は食道を締めつけているのですが飛び出したため締め付けが弱くなるのです。高齢女性によくみられます。

 

 

ストレスによる自律神経の乱れ

 

ストレスなどで自律神経が乱れると胃液の分泌が多くなる場合があります。

 

胃と食道の境目に問題が無くても、自律神経の乱れによって食道の蠕動運動という下に送る働きが弱ると症状が出ることもあります。

 

睡眠障害や心理的な問題も悪影響になります。

 

 

脂っこい食事

 

 

脂肪が十二指腸に入るとコレシストキニンというホルモンが分泌されます。

 

このホルモンは、下部食道括約筋をゆるませる働きがありますので胃と食道の間がゆるくなり逆流しやすくなります。

 

ゆるむとゲップも出やすくなるので空気と一緒に胃酸も逆流しやすくなります。

 

また胃より下の腸へ消化物を送るスピードを遅くする働きがあるため、胃に残りやすく逆流のリスクになります。

 

 

タンパク質の多い食事

 

 

タンパク質は消化に時間がかかるため、胃に長く残ってしまいます。そのため逆流のリスクが高まります。

 

 

食べ過ぎ

 

 

食べ過ぎると胃が引き伸ばされ、食道と胃の境界部分がゆるみます。

 

ゲップが出るのは、食道と胃の間の「噴門」というバルブがゆるみ

開いた時に胃の空気を出す現象ですが同時に胃酸も逆流することが起こります。

 

逆流のリスクを高めます。

 

 

早食い

 

 

あまり噛まずに飲み込んでしまうと、食べ物と空気をたくさん飲み込んでしまい食べ過ぎの状態と同じになります。

 

噛まずに食べると消化が遅れ胃に残るため逆流のリスクが高まります。

 

アルコールや喫煙

 

アルコール、喫煙も体にとってはストレスなので自律神経が乱れ胃酸分泌が過剰になります。

 

食後すぐ寝る

食べてすぐ横になると、胃酸が重力によって食道から胃に降りないので、胃酸が胃に溜まりやすく逆流のリスクを高めます。

 

薬物

 

喘息や血圧や心臓の薬の一部には、下部食道括約筋をゆるめる作用があるものがあります。

 

便秘

 

「便秘」によって腹圧が高まりお腹が張ると胃が腸からの圧迫を受けます。

 

すると押し上げられて食道への逆流が起こりやすくなります。

 

慢性便秘の人の約10%に逆流性食道炎が見られる事が指摘されています。

 

便秘はストレスや自律神経の乱れが大きく影響していますので間接的に自律神経の原因と言えます。

 

肥満

 

肥満により腹圧が高くなると胃が内臓脂肪により押し上げられ胃液が食道へ逆流しやすくなります。

 

腹圧が高い状態が続くと食道裂孔ヘルニアもおこりやすくなります。

 

妊婦

 

お腹が大きくなることで胃が押され腹圧が上がり胃酸が逆流しやすくなります。

 

ピロリ菌の除去治療を受けた人

 

ピロリ菌除去治療で、本来の胃酸分泌能力が回復し、胃酸分泌が活発化する場合があります。

 

ただし胃のどの部位だったかによって異なるため、活発になる方とならない方がいます。

 

欧米ではピロリ菌の好発部位が日本人と違うので胃酸逆流のリスクは低いですが、日本人は逆流しやすい特徴があります。

 

骨粗鬆症で背中が曲がっている

 

高齢になり骨粗鬆症のため腰が大きく曲がり背中が激しく丸くなっていると

 

腹部への圧迫が胃を押してしまい、胃酸の逆流のリスクが高まります。

 

また高齢になると消化器の筋肉も低下するため胃と食道の間もゆるみやすくなります。

 

※注意

ただし巷の整骨院や整体院が言う所の単なる猫背などは関係ありません。

 

わずかな姿勢の傾き程度で逆流性食道炎になるほどの腹圧はかかりませんので注意してください。

あきらかに腹圧が上がるような前かがみ姿勢(完全に九の字に折れ曲がった状態)やお腹に力をかける仕事を一日中している人の場合は影響はありますが・・・・。

 

食道ガンのリスク

 

逆流性食道炎は放置すると食道に潰瘍ができる事があり、それが食道ガンのリスクになります。

 

また、逆流性食道炎の原因となる便秘や脂っこい食事は、大腸ガンのリスクにもなります。
⇒逆流性食道炎とは

 

⇒逆流性食道炎の原因

 

⇒逆流性食道炎の症状

 

⇒逆流性食道炎の検査と診断

 

⇒逆流性食道炎の薬と副作用と根本治癒の方法

 

⇒逆流性食道炎の予防とセルフケア

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