jiritsusinkei/ 5月 8, 2020/ 自律神経失調症/ 0 comments

 

抑肝散加陳皮半夏(よくかんさんちんぴはんげ)は神経が高ぶりイライラしやすい方向けの漢方薬です。

 

筋肉のこわばりをゆるめ、自律神経を整え心と体の状態をよくします。吐き気や食欲不振にも効果が期待されています。

 

東洋医学では血が不足していると、ストレスに対する耐性が低くなってしまいストレスで気のめぐりが滞り、イライラなどの症状が出るとかんがえ、肝は心や精神をあらわします。

 

抑肝散は、その肝→精神症状をコントロールします。さらに健胃薬の陳皮と、吐き気を押え気分を落ち着ける半夏を加えられているので自律神経系の調節をし血を補い、気血をめぐらせ、胃腸のはたらきを整えるので胃腸の弱い人にも優しいです。

 

鍼灸も同じ東洋医学を基にしていますので神経の興奮を抑え自律神経を整えるために漢方と合わせる事で非常に高い効果を発揮します。

 

また、抑肝散は、親子で飲める処方(母子同服)としても有名です。(子供の夜泣きなど神経過敏症状の場合、母親も神経過敏な事が多い為、それが影響しているという考えのもと、母親にも服用してもらうという考え方です。)

 

抑肝散陳皮半夏が処方される人

 

体力中等度で、消化器が少し弱く、神経の興奮、イライラなど。神経症、不眠症、夜泣き、小児の神経過敏、更年期障害、血の道症(月経、妊娠、出産、産後、更年期など女性のホルモンの変動に伴って現れる精神不安やいらだちなどの精神神経症状および身体症状)、歯ぎしりなど。

 

虚弱な体質で、左腹直筋が緊張していることも使用目安です。

 

東洋医学的には体質は、虚証(虚弱)、血虚(血流不足・貧血症状)、気上衝(のぼせ・イライラ・緊張・不安)です。

 

自律神経の状態

 

イライラ、腹筋の引きつり、不眠、多夢、歯ぎしり、肩こり、頭痛、腰痛、手足の筋の引きつり、動悸、めまい、食欲の減退はなく、便秘気味。

 

子供だと怒りやすく、夜泣き、引きつけ、チックなどがあり、子供によっては発熱する子もいます。

 

しかし子供は疲飲が停滞することはないので、通常は抑肝散を用いる事が多いようです。

 

抑肝散陳皮半夏の作用メカニズム

 

抑肝散加陳皮半夏の処方対象になる方は血虚が中心の為、肝虚陰虚熱証と考えます。

 

肝虚陰虚熱証は血や血の中の水分が不足しているが栄気は停滞していて、そのせいで熱が発生しています。

 

生まれた熱は少陽経に出てくるので、柴胡でその巡りを良くして発散させます。

 

当帰と川芎は血を補い巡らせます。芍薬、地黄がこれを補います。

 

茯苓は血の中に津液を送り心の陽気を補います。白朮は血の中の水分が多くなり過ぎないように栄気を補い調整します。

 

甘草は腎の津液と陽気を補います。陳皮と半夏は心下(みぞおち)の水はけの悪さ(水滞)を改善させます。

 

釣藤鈎は肝虚陰虚熱証になって心に波及した熱を鎮めます。厭陰経の陰気を補い心包の熱を鎮めます。

 

肝虚陰虚熱証ですが心熱が多いときは75難型の腎虚心実証と考えます。厭陰経の収敵の気が虚して心、心包の熱になっています。

 

肝虚体質者は完璧主義で徹底的にできないとイライラする傾向になります。

 

この様な状態だと自律神経が乱れやすく不眠、多夢、手足の引きつり、首筋のこり、腹筋(左側)の引きつりなどが起こります。

 

察丸の引きつり、腰痛、左側の坐骨神経痛などが出現することもあります。

 

心熱が多くなるとイライラし血圧があがります。疲飲が多くなると尿の出が悪くなり、腹部大動脈の拍動が強くなります。

 

抑肝散陳皮半夏が適応となる身体の状態

 

適応となる体の状態です。

 

見た目の状態

 

腎虚の状態が強いと顔に光沢が出て、肝虚の状態が強いと顔に光沢が少ないです。

 

舌には苔がある場合でも湿って潤っています。左側の背筋が痩せていることもあります。

 

お腹の状態

 

左腹直筋の緊張があります。この状態を肝積といいます。心下(みぞおち)に痰飲があります。

 

鼠経上部に圧痛や恥骨上部に圧痛があることもあります。

 

ヘソの左横から水分にかけて動悸があり胸の真ん中に熱感があります。

 

抑肝散陳皮半夏の配合生薬

 

抑肝散加陳皮半夏はの9種類の生薬の配合です。柴胡は、熱や炎症を抑え、腹筋など筋肉の緊張をゆるめます。

 

釣藤鈎は脳の巡りをよくし、手足の震えやけいれんなどにも効果があると考えられています。

 

蒼朮と茯苓は、水分の循環を改善する利尿の作用で有名です。

 

茯苓は緊張緩和や動悸の鎮静作用もあるといわれています。

 

当帰と川芎は血行をスムーズにし貧血症状を改善します。

 

陳皮と半夏は気分を落ち着かせ食欲不振や吐き気を改善しますまた甘草は緩和作用があります。

 

柴胡(サイコ)

 

釣藤鈎(チョウトウコウ)

 

蒼朮(ソウジュツ)

 

茯苓(ブクリョウ)

 

当帰(トウキ)

 

川芎(センキュウ)

 

陳皮(チンピ)

 

半夏(ハンゲ)

 

甘草(カンゾウ)

 

漢方と鍼灸は相性がいい

 

内から漢方、外から鍼灸という言葉があるように、漢方と鍼灸はとても相性がいいです。

 

漢方を飲んでおられる方が鍼灸をしていくことで、改善が早まった事も多いです。

 

また鍼灸によって漢方の副作用が軽減したと仰方もいらっしゃいました。

 

(漢方は直接身体に入れるので体が弱っていると副作用が出ることがあります)

 

鍼も漢方も東洋医学の診断を基礎として体質に合わせて対処します。根本が同じなので相性がいいです。

 

鍼灸による抑肝散陳皮半夏に合わせた対応

 

陰谷、曲泉、曲池、足三里の補法。動悸が強い時や血圧が高い時は然谷の補法。

 

後頭部や肩甲骨の内側に緊張があるときは外関、後渓を使います。

 

めまいがあれば当陽、翳風に置誠。魄戸、膏肓、膈兪、肝兪、胆兪、腎兪に置鍼。

 

クライアントの声

 

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当院の特徴

 

痛みの少ない鍼灸と整体です。

 

当院では優しく心地よく、でもポイントは外さない施術を心がけ

 

苦しむ日々から抜け出すお手伝いをします。

 

当院では一人ひとりに合わせた施術を行います

 

体質がそれぞれ違うようにうつの症状もそれぞれ違います。

 

薬のようにすべてのひとに同じものを提供しても意味はありません。

 

そのために大切にしていることは、

 

あなたの体質やライフスタイルに合わせた施術やご提案をすることです。


自律神経を整えます

 

当院では意味のない姿勢矯正や骨格調整は一切行いません。

 

心身の不調は自律神経が大きく関わっています。

 

当院では、全身の鍼はもちろん、

 

日本ではあまり行われていない、本場中国の頭の鍼を取り入れたハイブリッドな鍼灸と整体で施術し

 

自律神経の安定を図りストレスに耐える4つの力「活動力」「免疫力」「自己治癒力」「バランス力」を高めます。

 

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溜まっていた不快な感情は循環とともに浄化されやすくなります。

 

当院では、

 

「自らバランスを調整する力」

 

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