起立性調節障害は自律神経バランスの乱れによって起こる自律神経失調症の一つで
朝に起きられない、立ちくらみ、全身倦怠感、立っていると気分が悪くなるなどの症状が代表的です。
思春期の女性によくみられる成長過程の症状で不登校の方に起立性調節障害が隠れていることが話題になっていますが
大人でも起立性調節障害症状の方は増えています。
起立性調節障害(OD)とは
※起立性調節障害(OD)はOrthostatic Dysregulationの略です。
人間は寝ていたり座っている状態から起き上がると重力で血液が足に下がります。
通常だとこの時に自律神経の働きで血管が収縮して足のから血液を心臓へ戻す機能が働きます。
しかし起立性調節障害の方は自律神経の血管収縮機能がうまく働かないので足の静脈に血液 がたまってしまいます。
そのため心臓へ戻ってくるはずの血液が減りますので当然心臓から送り出す血液の量も低下します。
結果、脳へ行くはずの血流が少なくなり、たちくらみやめまい、脳貧血を起こします。
また心臓に血液がちゃんと戻らない為、心臓が全身に少ない血液を何とか送ろうとして心拍数を上げる事で、心悸亢進、動悸、ドキドキとなります。
起立性調節障害の歴史
起立性調節障害の病態が最初に報告されたのは1826年でフランスの医師 ピオリによるものだと言われています。
1925年にはブラッドベリによって「postural hypotension」という語が初めて使用されました。
主に起立性調節障害の研究が始まったのは1950年代のドイツです。
循環器系の自律神経機能障害と考えられドイツでの研究をもとに日本でも1958年に起立性調節障害が紹介されました。
日本大学の大国真彦先生が先駆的役割を果たし第1回起立性調節障害研究会を主催し翌年診断基準が作成されました。
1973年には起立性調節障害研究会は日本自律神経学会に発展的に吸収合併されました。
このことからも起立性調節障害が自律神経症状の位置づけであることが分かります。
起立性調節障害の症状
起立性調節障害は以下のような症状がみられます。
朝がなかなか起きられない
立ちくらみやめまい
全身倦怠感
食欲不振
立っていると気分が悪くなる
入浴時の気分不良
失神発作
動悸
息切れ
頭痛
夜に寝つけない
イライラ
主な年齢~大人もなる
思春期前後の小学校高学年から中学生にかけて多くみられ好発年齢は10〜16歳です。
ただ大人でも自律神経を乱した方が起立性調節障害様症状が出ていることは多いです。
小学生で約5%、中学生で約10%、一説には小学校4年生から中学校3年生までの間で40〜60%ほど存在するといわれています。
これは予備軍の数が相当数いる事をしめしています。
小児科外来では5人に1人が起立性調節障害の症状の何かを持っているとも指摘されています。
起立性調節障害の症状の頻度
とある885名の小中学生を対象にしたアンケート調査の結果では
「朝起きるのがつらく、午前中に調子が悪い」という問いに対して小学生で45%以上、中学生では60%前後が「はい」または「ときどき」と答えています。
「立ちくらみやめまい」認定対しては小学生で約25%、中学生で約45%が当てはまります。
「立っていると気分が悪くなる」に対しては小学3~4年生約10%、中学2年では約30%が当てはまると答えています。
小中高を通して女子に多いです。季節的に春から初夏にかけて多い傾向です
これらの症状は大人になると消失することが多く、軽い症状は思春期の発達段階における特生理的反応であって病的なものではないと考えられています。
しかし大人でも自律神経失調症の症状として起立性調節障害症状が出ている方もいます。
近年増加している背景には起立性調節障害が単なる成長過程の身体の変化によるものだけでなく
環境や生活習慣のストレス、心理的ストレスの影響が大きい事指摘されています。
起立性調節障害と心理ストレス
起立性調節障害の方を心理的側面から見ると、
周りに合わせようとするあまり自分を押し殺してしまう過剰適応な性格があり
他人に気を使い心理的にストレスをためやすい傾向があります。
起立性調節障害の児童の3割が不登校であることも単に体調のことだけでなく心理的な要因が考えられます。
同じ起立性調節障害でもそれぞれの事情があり、カラダとココロの両面からアプローチ考える心身医学的なアプローチが大切です。
起立性調節障害と環境ストレス
現代の多様な生活環境は人間に与えるストレスがかなり大きいものです。
このストレスが自律神経の乱れを生みます。
過剰なプレッシャー、運動不足、日にあまり当たらない、夜型、食事の乱れ、スマホやPCによる刺激、使い捨てられる労働環境、これらの環境ストレスも自律神経症状を悪化させます。
起立性調節障害の方にもこれらの特徴は目立つような気がします。
起立性調節障害の年齢層が広くなってきているのも心理ストレスに加えてこれらの影響が大きいことが考えられます。
会社に行けないOLさんや家事が出来ない主婦の方にも自律神経症状として起立性調節障害が出ている事は多いです。
»起立性調節障害は大人もなる
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