【まとめ】①原因には目や体の病気からくるもの、作業環境、自律神経の乱れなどがあるため対策の為には確認が必要。
②病院で目の異常がある場合も無い場合も自律神経にコントロールされた目の筋肉は緊張しているので病気の治療をしながら自律神経のケアも必要。
③作業環境を整え自律神経のケアが根本治癒には必要
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眼精疲労の対策
最初に確認する必要があります。
目の病気の確認
まず最初に眼精疲労に隠れた疾患がないかを確認することは大切です。
眼科で視力や眼圧、眼底、視野、眼球運動などの検査を受けて
病気がみつかった場合は、まずその治療をします。
その後、病気と合わさって眼精疲労を引き起こしている他の原因の対処をしていきましょう。
病気が確認された場合でも目の周りの筋肉、自律神経にコントロールされている毛様体筋が症状を出しているためケアが必要だからです。
メガネを合わせる
メガネやコンタクトレンズを使っている場合はそれらが合っているかのチェックも大切です。
合わないレンズで無理に矯正している場合、毛様体筋に負荷がかかり自律神経を乱すことになっているからです。
目を使っている環境のチェック
パソコンや目を使う作業の照明の明るさが適切かどうかなどです。
例えばパソコンを使っているのであれば、どの高さで位置がどこかも大切です。
作業中、ずっと画面を見ていたりしませんか?
目はこまめに休める必要があります。
また室内の乾燥度合いや空調の風が目にあたっていないかどうかの確認も必要です。
これらはドライアイを引き起こし眼精疲労に繋がります。
さらに眼精疲労の意外な原因として、周囲の人のたばこの煙もあげられます。たばこの煙はよくありません。
ストレス状態と自律神経神経の乱れ具合
ストレスがあると自律神経が乱れ交感神経が高まり
防御反応で全身の筋肉が緊張しやすくなります。
目の筋肉も例外ではなく自律神経にコントロールされている毛様体筋も緊張が高まります。
セルフケア
眼精疲労の為の四つのセルフケアです。
目を動かす
目を動かすことで、目の筋肉蓄積した疲労物質や活性酸素が流れやすくなります。
肩がこった時に少し筋肉運動をすると楽になるのと同じですね。
物を見るときにピントの調節をする毛様体筋が固まったままだと疲れがとれません。
パソコンなど作業に集中しているなと思ったときは、遠くを10秒くらい見ましょう。
そして顔の前に指先を持ってきて指のしわを2秒くらい見ましょう。
これを繰り返します。
膝の曲げ伸ばしのように筋肉を縮めたり伸ばしたりすることが効果があるのです。
目の体操
両目を開いて、上下左右に大きく回していきます。
右回りと左回りを数回行ったら、今度は目を閉じて休みます。
これを繰り返します。
目のストレッチ
目の筋肉もストレッチできます。
10秒ずつ眼だけを動かします。
上→正面→下→正面→右→正面→左→正面の順番で行いましょう。
毛様体筋のストレッチ
上記で説明した近くと遠くを交互に見るやりかたです。
自分の手元→まばたき→遠くの景色→まばたきを繰り返します。
遠くは10秒くらい見ましょう。そして顔の前に持ってきた指のしわを見るのは2秒くらいでいいでしょう。
目を温める
目のまわりを温めることで毛様体筋の血流が良くなり柔らかくなります。
温かいタオルをまぶたの上にのせたり温かいシャワーを優しく数分間まぶたにあてるのも効果的です。
お湯を入れた湯飲みを二つ用意し、その湯気で温めてもよいでしょう。
注意点は短時間で急速に温めると反動で急速に温度が低下する事があることです。
そうなると目の筋肉が反動で緊張してしまう事もあります。
あまり熱すぎる温度もいけません。敏感過ぎる状態の場合は乾いたタオルを目の上に置くだけでも温まるのでいいでしょう。
ポイントは疲れが出る前に行うことです。
目を温めると自律神経の安定にも効果的です。
目の周りを温めることで毛様体筋が緩み、副交感神経が優位になって、自律神経が整いやすくなります。
自律神経を整える
目をケアしながら自律神経を整える方法です。
目に入る光を暗くする
スマホやパソコンの光は強い為、交感神経を刺激し長く見続けている事で自律神経が乱れやすくなります。
画面を暗めに設定するなど光の刺激を抑える工夫が必要です。
就寝前一時間は、パソコンやスマホなどから光を浴びないようにしましょう。
目や頭の筋肉をほぐす
目の周りや首、頭の筋肉が硬くなってくると自律神経を乱します。
目を温めたりほぐしたりして目の周りの筋肉を柔らかくしましょう。
頭の筋膜が締め付けているのをゆるめると、自律神経の緊張が落ち着きやすくなります。
セルフマッサージをするなら目の周りからこめかみ、後頭部等を刺激するといいでしょう(眼球は押してはいけません)。
体のバイオリズムを整える
睡眠の乱れや食生活があまりよくない状態だと、自律神経が乱れるので目の疲れも取れにくくなります。
規則正しい生活とバランスのいい食事を意識することも、自律神経が整うためには大切で、目の健康にも繋がっていきます。
身体のストレッチ、深い呼吸、腹式呼吸などを生活のなかに取り入れることも意識を変える為に有効です。
メガネのチェックも大事
度数が合っているかを定期的に確認する必要があります。
近視や遠視、乱視など年齢によって変化しますので、定期的にチェックが必要です。
メガネの注意点としては強く矯正して細くはっきり見えることが必ずしも良いとは限りません。
はっきり見えすぎると、逆に目が疲れてしまう事もあります。
左右の目の間隔は、人それぞれで違うのでそれに合わせてレンズを加工しないと
レンズの中心が瞳孔の位置と合わず物がゆがんで見えてしまい疲れます。
また顔のかたちにフィットしているかどうかも重要で耳や鼻にフィットして、
レンズと目の間の距離が12ミリくらいになるのが、よいとされています。
レンズに傷がないかも確認しましょう。レンズに傷があり曇っていると見にくくなり、無理にピントを合わせようとして毛様体筋が疲れてしまいます。
目と自律神経が喜ぶ一日の過ごし方例
あくまで一例としてですので、必ずこうしなければいけないわけではありません。
イメージを描くことが大切です。
7:00 起きたらまず窓を開け太陽の光を浴び体内時計をリセットします。
太陽の光で自律神経が働き始めます。朝食は必ず取るようにします。消化器官が動きだし自律神経も整いやすくなる。
8:30 遠くを見ながら通勤中します。
スマホなど近くを見続けていると、目の周りの筋肉が固まるので外を眺め、毛様体筋をリラックスさせます。
9:00 パソコンの画面を少し暗く設定してから仕事を始めます。
明るすぎる画面の光が目を疲れさせてしまいます。
10:00 仕事中は1時間毎に上記の目の体操を行います。
17:00 帰宅途中のスマホ操作も画面を少し暗くします。
21:00 夜は夕食後、首や頭の筋肉をほぐします。
頭の筋膜がゆるむとリラックスし自律神経も整いやすくなります。
22:00 風呂では温かいタオルで目を温めます。
23:00 スマホは見ずにストレッチ。
お腹や胸周りも周りもしっかり伸ばします。お腹の緊張をゆるめると呼吸もしやすくなり自律神経も整いやすくなります。
23:30 就寝。
自律神経を整えること、睡眠の質を高める事はとても大切で眼精疲労対策の基礎になります。7時間くらい寝れるといいでしょう。
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