感情とカラダによる自己表現が失われると体の不調が現れます。
自己表現には呼吸と動きがキーワードになり、自律神経を整える事が非常に大切だというお話をします。
感情とカラダの関係
感情とはカラダの中の動きを知覚することです。
もしカラダのなかに動くものが無ければ感情はありません。
カラダのなかで全ての動きが静止した人には感情がないのです。それが死です。
同じく空間の中でカラダの位置を変わっても
内面的な動きが感じられないと感情は生まれません。
子供がブランコが好きなのは揺れから生まれる内面の心地よい感覚によるものです。
内面の動きを感覚として知覚できないと感情は生まれないのです。
内臓も同じでふだん心臓の鼓動を感じることはありませんが
心臓が異常な動きをしたときはそれを意識しますので感情が生まれます。
自己への気付きによって内面の動きが感じ取れた時初めて感情、情動を体感します。
感情をコントロールさせる社会が自律神経失調性を生む
感動する、泣く、怒る、笑うなどこれらの情動を意識的に湧き起こすことは出来ません。
作為的にコントロールできるものではないのです。
情動は外に向かって動くという意味です。
指示に従わされてコントロールされるのではなく自己の解放として表現性を伴い動くことを指します。
しかし人間は数千年にわたり、自分の中にある動物性を抑え本能を抑制し、
感情をコントロールしようと努力してきました。
そのおかげで人は文明を発展させましたが、
感情を抑圧する経済社会は人間を機械的な存在にし、人としてのアイデンティティーを損なわせ
人は自己感覚を失ってしまいました。
自己感覚のないところに感情も発散も起こりません。
これはストレス社会における自律神経失調性やうつなどのメンタル疾患の社会的原因と言えるでしょう。
自己表現が上手くされないと病気になる
生きているカラダは完全に休むということがなく内部には常に動きがあります。
内部の動きが生命体の運動性を構成しています。
運動性が大きいほど表現性が増し、
運動性が低下すると自己表現も低下します。
カラダのエネルギーレベルは運動性に大きく関係しています。
エネルギーレベルが高い
↓
運動性が高まる
↓
感情が生まれる
↓
自発性が生まれる
↓
自己表現が高まる
ここで重要なことは逆も起こるということです。
自己表現が上手く行かないと自発性が低下します。
この自発性の低下が感情を低下させ、次にカラダの運動性が低下しエネルギーレベルが低下します。
エネルギーレベルが低下すると当然カラダの不調も出やすくなります。
呼吸と自己表現
呼吸は、命の運動性に影響される自己表現の形です。
息を吸うと興奮の流れは頭に向かいます。
息を吐くときは興奮の流れは下に下がります。
呼吸法で息を吐くときに下腹部(丹田)に何かを感じるのはこの為です。
息を完全に吐ききると興骨盤から脚へと下降するのが感じられます。
そこから地面へと繋がります。
これがいわゆるスタンディングやグラウンディングと呼ばれる地に足が着いた状態です。
吸気で興奮が上昇し呼気で下降する脈動は基本的な内部の流れです。
ここが自己表現の為に重要になります。
上方向つまり頭部に昇る興奮の流れは取り入れや生命体のチャージを高める事に関連します。
私たちは五感を使い情報を取り込みます。それらは全てチャージされます。
下方への動きや放出は解放行為です。
泣く笑う蹴る走るなどの表現行為がこれです。
このチャージと放出のプロセスは量的に均等です。
取り込んだ分だけを放出し、放出できる分だけをチャージできるのです。
呼吸を深めることでチャージと放出のレベルを高める事ができます。
呼吸は全身運動ですので呼吸に合う活動は感情を帯びます。
呼吸と合わなければ機械的なものになってしまいます。命の息吹が吹き込まれると感情が生まれるといえます。
これらが以下の4つの病理状態を説明できます。
呼吸とエネルギーレベルに関する4つの病理状態
①低エネルギー②肩の吊り上がり③抑うつ④不安という病理状態が上記の呼吸とエネルギーレベルのお話で説明できます。
低エネルギー
呼吸の上下の脈動とエネルギーの低下
肩の吊り上がり
肩が吊り上がり興奮を放出、解放できない。
抑うつ
抑うつ者はエネルギーのチャージ、興奮のレベルを高めることができない。
不安
内面の動き、呼吸の脈動に対する恐怖
動きにおける自己表現
意識的な表現にはカラダの動き、発声、目の表情の3つのパターンがあります。
私達は感じたことをこの3つコミュニケーションツールを使って表現することができます。
これら3つコミュニケーションツールは同時にあらゆる感情表現に関与しています。
悲しみを感じれば目には涙が浮かべ泣き声を発しカラダは震えます。
これらのツールのどれか一つでもブロックされると情動は弱まります。
表現を伴う動きは本来幼少期に親によって抑制されます。
例えば蹴るとは抗議をするということです。子供が足をバタバタさせてわめくのもその例です。
両親に抗議をする子供は親に抑圧されます。すると感情表現として足を使うことがうまくできなくなります。
感情表現として全身を使えることが動きにおける自己表現です。
表現運動のリズムと強調を乱す病理的状態が以下です。
表現運動を乱す4つの病理状態
表現運動を乱す病理状態が以下です。
カラダの硬直
硬直したカラダでは表現運動は機械的になります。
興奮や衝動の流れを妨害します。
崩れ
筋肉に必要な力が入らず、統合されずバラバラなカラダは、動きを維持できません。
分裂
カラダの各々の部分に統一性がない状態。
原因は頭蓋、肩、横隔膜、股関節の緊張です。これらの緊張が体を分断してしまうのです。
硬直と崩れ
カラダの硬直と崩れの両方です。
緊張と自律神経
人が十分な表現性を持つには慢性的な筋肉の緊張は全て取り除かなければなりません。
緊張が取り除かれ自律神経が整うと呼吸は深く自由になります。
さらに生命体のエネルギーレベルが上がり、感情を伴った行動を取ることが出来るようになります。
自己表現に滞りのない人は目は澄んで声に躍動があり動きはスムーズになります。
まとめ
感情と体の自己表現が抑制されないことが、ストレス社会で健康でいられるポイントになります。
自己表現は呼吸の自己表現と動きの自己表現があります。
とくに緊張状態はそれらを著しく抑圧してしまいます。
呼吸も筋肉の緊張状態も自律神経が管理します。
自律神経を整えることが感情と体の自己表現を解放させる第一歩になります。
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